【14.1】NEWS未来にまっすぐ2014年2月号

news-mirai1402

総合計画の議案は継続
12月議会で議案として出てきた総合計画の見直し議案について、いけぶちが所属する財政総務委員会に付託され、委員会で審査しました。
結論としては、承認も否決もなく、次の議会まで継続審査することになりました。
継続審査になると、その議会では審査の内容について報告しませんので、市民の皆さんにはなぜ継続になったか分からないと思います。そこで、いけぶち目線(視点)で、以下、ご報告いたします。

<なぜ、「まちの将来像」まで変えるのか>
まず、今回の総合計画の議案ですが、今の総合計画は第3次総合計画となっており、平成18年(2006年)から平成32年(2020年)までの15年間の計画です。この第3次総合計画の策定時には、それまでの総合計画が5年間、10年間であったことから、いけぶちは計画期間が長いと指摘しましたが、執行部は中間見直しを行うとして15年間のまま決まりました。平成23年(2011年)から、中間見直しのため庁内での検証作業が始まり、審議会も開催し、今回の提案となったとのことです。

本来であれば、中間見直しですので、基本構想はそのままにして計画を見直す程度のことだと思うのです。執行部は「抜本的に見直す」として、基本構想の神髄である「まちの将来像」も変えようとしていました。中間見直しどころか、実質的には全面改訂になっていました。これでも中間見直しなのでしょうか。

もちろん、もとの「まちの将来像」である「人が輝き、感動あふれる美しい都市(まち)すいた」に固執するものではありませんが、提案された「人・まち 元気創造都市 すいた」に変えなければならない理由がわかりませんでした。

<これまでの検証はしてきたのか?>
また、抜本的に見直すのであれば、これまでの計画の進捗状況をはじめ、何が達成できていて、何が達成できていないのか、何が問題なのか、といった全面的な検証が必要です。委員会審査の中で検証の結果を示してくださいと、資料を求めましたが、でてきませんでした。

<地域別計画は本当に要らないのか?>
今の総合計画は、全体計画とともに地域別計画もあります。よく言われる6ブロック構想というものです。吹田市内を6つの地域(ブロック)に分けて、それぞれの地域に必要な施設を配置し、行政サービスを提供しようとするものです。

中間見直しで提案されてきた総合計画案には地域別計画がありませんでした。今の6地域の分け方が生活圏域に一致しているかどうかの検討は必要だと思います。しかし、地域別計画がなくても大丈夫なのか?との意見が委員から出ましたが、市全体で計画を進めるので大丈夫との答弁では納得いきませんでした。

<イラストのほうが大事なのか?>
細かいことかもしれませんが、私がこだわった一つに子ども読書活動推進計画がどこにも書かれていなかったことがあります。生涯学習や学校教育の関係するページもすべて見ましたが書かれていません。
なぜ書いていないのか?と質問すると、答えは、1つのテーマで2ページを使うと決めているので、書くスペースがなかったと言うのです。
テーマごとにすいたんのイラストが入っていて、イラストを削ればスペースが増えます。極端なことを言えば、すいたんのイラストと重要な計画を書くこととどちらが大切なのですか?ということです。

コメント投稿は締め切りました。