【13.4】補正予算案が消滅

千里山駅前の千里山団地建替え事業に関連し、千里山駅前にコミュニティ施設を整備することになっています。

当初、平成24年度中に工事契約を結ぶ予定でしたが、店舗に入る事業者の決定がズレ、契約も平成25年度にズレることになりました。

その結果、債務負担行為(注1)のし直しが必要になり、補正予算が提案されました。

通常であれば、すでに前議会(昨年の12月議会)で承認されている予算(債務負担行為)ですので、すんなり可決されるはずだったのですが、この予算と一緒に市長の給料の10%、1か月減額の予算が一つの補正予算案に入っていました。

すでに財政総務委員会では市長の減額条例は継続になっていましたので、予算だけが可決するはずがなく、継続か否決になります。

一方、コミュニティ施設の予算は可決してもらいたいと行政も市民も思っているはずです。なぜ、可決されるか危うい市長の給料の減額補正とコミュニティ施設の債務負担行為の予算が一緒になっているのか不思議でなりませんでした。

(注1)「債務負担行為」は、将来にわたる債務
(経費の支出義務)を負う契約を結ぶことです。

コミュニティ施設の予算を審査する文教産業委員会も財政総務委員の結果が継続か否決になるとわかっていますので、すんなり審査には入りません。

財政総務委員会も委員長(私)の判断で、この補正予算案の提案説明を受けることを保留していました。
財政総務委員会では提案説明できず、文教産業委員会では審査もされず、このような保留状態がしばらく続きました。

このままではコミュニティ施設の契約ができないとので、執行部からの提案で市長の給料の減額補正予算案は削除修正されました。コミュニティ施設の債務負担行為の予算だけになりましたので、当然、文教産業委員会で可決、本会議でも可決となりました。

一方、財政総務委員会に付託された補正予算が、同委員会での提案説明の直後削除する修正がされ、同委員会で審査する補正予算が消滅するという、私もはじめての結果になりました。

ほかにもこの3月議会では以下のように、提案された議案の修正や撤回がありました。
1.PFI方式で佐竹台に建設する予定であった市営住宅の予算が削除されました。
2.道路上に太陽光発電設備、風力発電設備を設置する際の道路占用料の提案が撤回されました。

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